©TEZUKA PRO/KODANSHA
2017年06月07日発行●メールマガジン「ATOMオーナーズ倶楽部 通信」第1号
このメールマガジンでは、「週刊 鉄腕アトムを作ろう!」をご購読されているみなさんに、ATOMについての情報をお届けします。
【 目 次 】
01…メールマガジン発行のごあいさつ
02…チェックスタンドが動かない時の対処法
02-1…ATOMの頭を取り付けている場合
02-2-1…ATOMの頭を取り付けていない場合
・エラーの赤いLEDが【速い】スピードで【チカチカ】と点灯する
02-2-2…ATOMの頭を取り付けていない場合
・エラーの赤いLEDが【遅い】スピードで【チカッ、チカッ】と点灯する
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01…メールマガジン発行のごあいさつ
この度は、講談社のパートワーク「週刊 鉄腕アトムを作ろう!」をご購読いただき、誠にありがとうございます。私は、このメールマガジンを運営させていただきます、講談社のシブガキと申します。名前は「鉄腕アトム」に登場するガキ大将、四部垣くんからお借りしました。
メールマガジン「ATOMオーナーズ倶楽部 通信」は、ATOMの最新情報、組み立てのコツや、サポートセンターに寄せられる質問から、お答えできるものなどをまとめたものです。
このメールマガジンは基本的に、偶数号の発売日翌日に配信し、いち早くお知らせしたいことがある場合は、号外も発行させていただく予定です。このメールマガジンを通して、来年9月のATOM完成まで、みなさまの一助になれば幸いです。
メールマガジンは創刊号の愛読者カード、もしくは直送定期購読を講談社オンラインストアでお申し込みいただいた時に、メールマガジンの送付等に対してご承諾いただいた方々へお送りします。また、公式ホームページからメールマガジン購読のお申し込みをいただいた方にもお送りしています。
重要━━━━━━━━━━━━━━━━━━
メールマガジンの配信停止をご希望の場合は、このメールに「メルマガ不要」と本文に書いて返信ください。迅速に停止手配をいたしますが、タイミングによっては次の号が配信される場合もございます。ご了承ください。
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02…チェックスタンドが動かない時の対処法
あらためまして、講談社のシブガキです。みなさまのお手元には、もう7号が届いていることかと思います。この7号はATOMを組み立てるために、とても重要な「チェックスタンド」が完成する号です。そして組み上げた部品が、初めて「動く」号でもあります。
もしチェックスタンドを組み立てて、うまく動作しない(エラーの赤いLEDが点灯する)場合、以下の4つの原因がほとんどです。
●新品のアルカリ乾電池が、正しく装着されていない。
●サーボモーターにハーネス(白、黒、グレーの3本コード)のコネクタが、正しく装着されていない。
●サーボモーターのID書込み(第7号マガジンP10の工程31〜34)が完了していない。
【一番多い理由】●エラーが出たので「サーボモーターID2の初期化」(第7号マガジンP13)を行ったが、ATOMの頭を取り付けているため、再度、ID書込みが行えず、ずっとエラーの赤いLEDが点灯し続ける。
というものです。それでは、具体的に対処法をご紹介いたします。
重要━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●ATOMの頭部をつけている状態で、「サーボモーターID2の初期化」を行うと、再び頭部の分解が必要になります。「サーボモーターID2の初期化」は、最後の手段と考えてください。
●ID書込みができていれば、何らかの操作でエラーが出ても、慌てずに「電源スイッチをOFF」にして、ロータリースイッチ(つまみ)が正しい位置にあるかを確認し、もう1度操作をお試しください。そうすると、正常に動作する場合があります。
●サーボモーターのIDの書込みが完了していれば、「動作確認」ボタンと誤って「ID書込み」を押しても、IDの上書きはされません。エラーが出るだけです。「電源スイッチをOFF」にして、もう一度「動作確認」ボタンを押して確認してください。
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02-1…ATOMの頭を取り付けている場合
以下の対処法は、次の条件にあてはまる方に有効です。
>「サーボモーターID2の初期化」をしてしまった
>エラーの赤いLEDが【速い】スピードで【チカチカ】と点灯する
>エラーの赤いLEDが【遅い】スピードで【チカッ、チカッ】と点灯する
まずATOMの頭(後頭部)を外す必要があります。この頭を外すのが大変なのですが頑張りましょう。まず後頭部を留めている2本のビスを外し、竹串を2本ご用意ください。つまようじは折れやすく、また金属製のもの(マイナスドライバーなど)は、頭部のパーツを傷つけてしまいます。竹串を強くおススメします。
●後頭部を取り外す動画はこちら●
パソコンやスマホでインターネットを見られる方は、是非参照ください。
ATOMの顔に向かって右側の耳、黒い前頭部と後頭部の間に竹串を差し込んでください。そして、差し込んだ竹串をそのまま、頭の上へ滑らせるように移動させてください。
すると竹串が、これ以上進まない部分にぶち当たります。これが後頭部を固定しているツメです。このツメは上から下へ向かって刺さっていますので、若干、竹串を差し込む、もしくは上に引き上げるようにすると、後頭部が外れます。
それでもうまくいかない場合は、ツメまで竹串を移動させた後、ツメの左側にほんの少し隙間が空くので、そこに2本目の竹串を指し、少し中に押し込んでください。少々、勇気のいる作業ですが、パーツには粘りがありますので、慎重に力を入れていただけば大丈夫です。
このあと、ATOMの頭部すべてとヘッドブラケットを外していただき、第7号マガジンP11 工程35の状態まで戻します。以下、<02-2-1…ATOMの頭を取り付けていない場合>の作業に入ってください。
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02-2-1…ATOMの頭を取り付けていない場合
・エラーの赤いLEDが【速い】スピードで【チカチカ】と点灯する
まず、動作確認(第7号マガジンP10「サーボモーターの動作確認をしたい場合)をしてみてください。それでエラーが出る場合は、ID書込み(第7号マガジンP10の工程31〜34)からやり直してください。
●ID書込みの動画あります●
パソコンやスマホでインターネットを見られる方は、是非参照ください。
それでもまだエラー(赤のLEDの速い点滅)が出る場合は、第7号マガジンP13の「サーボモーターID2の初期化」を行ってください。そのうえで再度、ID書込み(第7号マガジンP10の工程31〜34)からやり直してみてください。
それでもやはりエラーが出る場合は、サーボモーターとハーネス(白、黒、グレーの3本コード)のコネクタが、正しく装着されていない可能性が高いです。ちょっと大変ですが、第7号マガジンP5の工程4まで、パーツをばらしてください。
サーボモーターとハーネスの正しい装着は、第5号のマガジンP14の工程20に写真が載っています。一度ハーネスを取り外し、再度、パチッと気持ちよくハマるようにはめ込んでください。うまくハマっていれば、コードは簡単に取れません。そのうえでID書込みと動作確認を行ってみてください。
●サーボモーターとハーネスの接続動画あります●
パソコンやスマホでインターネットを見られる方は、是非参照ください。
ご注意━━━━━━━━━━━━━━━━━
●ロータリースイッチ(つまみ)が、数字と数字の中間などで微妙にずれていると、エラーが出ます。カチッカチッという指の感触で、正しくロータリースイッチ(つまみ)が設定されていることを確認してください。
●一度書き込みされたIDは、初期化されない限り消えません。「動作確認」ボタンと間違えて「ID書込み」ボタンを押しても大丈夫です。一度電源をオフにして、再度、電源を入れて動作確認をしてください。
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02-2-2…ATOMの頭を取り付けていない場合
・エラーの赤いLEDが【遅い】スピードで【チカッ、チカッ】と点灯する
この場合、電池が原因である可能性が非常に高いです。
1●乾電池は新品ですか?
2●乾電池はアルカリ乾電池ですか?
→充電式の乾電池や、マンガン電池は使用しないでください。エラーが出ます。
「LEDのランプが点くのだから、電池がおかしいわけがない」と思われがちですが、電池の向きがおかしくても、新品のアルカリ電池でなくても、LEDのランプは点灯しますので、油断は禁物です。
作業としては、第7号マガジンP6の工程9まで戻っていただき、新品のアルカリ乾電池をもう一度正しい向きで入れ直してください。これで正常に動作した事例が、多数ございます。
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<そのほかの確認事項>
●ロータリースイッチ(つまみ)に貼ったシールは、正しく「0」が一番上の状態で貼られていますか?
→第7号のマガジンP8(工程21、シールを貼った状態)を参照
●サーボモーター用ハーネス、電源コードが基板の正しい位置、向きで、奥まできっちり差し込まれていますか?
→第7号のマガジンP9(工程28・30)を参照
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第1回目のメールマガジン「ATOMオーナーズ倶楽部 通信」は、いかがだったでしょうか?7号の組み立てはちょっと大変でしたね。
正常に動作しましたら、電源は切り、ハーネス(白、黒、グレーの3本コード)を基板から抜いておきましょう。今後チェックスタンドを使用して18個のサーボモーターにID書込みを行いますが、この時に間違ってID2のサーボモーターを初期化したりしないためです。首を動かしたい時だけ、基板に取り付けることをおすすめします。
8号からは腕の組み立てに入ります。11号までは簡単ですが、12号がまた山場になりますので、頑張ってください。次回配信は第10号の発売時期(6月21日ごろ)を予定しています。