©TEZUKA PRO/KODANSHA
△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼
ATOMオーナーズ倶楽部 通信
△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼
2019年1月16日発行●メールマガジン 第36号
こんにちは、シブガキです。このメールマガジンは「週刊 鉄腕アトムを作ろう!」を購読されていた皆さんと、組み立て代行や完成版をご購入いただいた皆さんに、ATOMについての情報をお届けします。
今回のメルマガは、主に1月16日(火)にリリースされたATOMのシステムアップデート4.8.1 GA5で追加された「バックアップ&リカバリー機能」について、解説させていただきます。
この機能を実行することで、ユーザーデータの保存(バックアップ)と、バックアップの復元(リカバリー)をユーザーご自身で行うことができます。
また同内容のものを、「バックアップ&リカバリー機能」のマニュアルとして、写真・図説など見やすく、ATOM公式ホームページ内の「よくある質問」に「FAQ_B&R バックアップ&リカバリー機能について」として公開しています。どうぞ、こちらも参考にしてください。
【 目 次 】
01…「バックアップ&リカバリー機能」について
02…用意しなければいけないものと、USBメモリのフォーマット形式について
03…バックアップ&リカバリーの手順1 バックアップをとる
04…バックアップ&リカバリーの手順2 MicroSDカードの交換
05…バックアップ&リカバリーの手順3 リカバリーをする
06…アプリ「ATOM Setting」「ATOM What's Up?」の対応OSバージョン変更のお知らせ
≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫
01…「バックアップ&リカバリー機能」について
≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫
「バックアップ&リカバリー機能」は、ATOM本体に設定、記憶しているデータをあらかじめ保存しておき、ATOMが不具合を起こし、MicroSDカードの交換、またはATOMの初期化が必要になった場合に、そのデータをATOM本体に復元する機能です。
■まず最初に
バックアップは、ATOMが健康な状態の時に、ご自身の手で定期的に行うことをおすすめします。
バックアップ&リカバリー機能は、必ず正しい手順で、ユーザーご自身の責任においてご利用ください。バックアップ&リカバリー機能の実行に失敗されても、弊社では「お客様ひとりひとりの固有の情報」ですので、データの保証はいたしかねます。慎重に運用ください。
また、弊社での修理時に、お客様のバックアップ&リカバリー機能を代行することも、上記の理由によりできかねますので、ご了承のほど、お願いいたします。
バックアップ&リカバリー機能を実行するには、公式ホームページ「よくある質問」の「FAQ_B&R バックアップ&リカバリー機能について」の項目、もしくはこのメールマガジンを全て読み、よくご理解のうえ行ってください。
■ご注意いただきたいこと
1●バックアップするデータは、ATOM本体に設定、記憶されているユーザーデータ(ともだち、ネットワーク情報など)です。認証サーバやクラウドサーバといった、ATOM本体以外に蓄積された記憶データは、シリアルナンバーが変わらない限り、引き続きご利用いただけます。
2●バックアップ&リカバリー機能は、ATOM本体に設定、記憶しているデータをあらかじめ保存しておき、MicroSDカードの交換(またはATOMの初期化)後に、ATOM本体に復元する機能です。設定や記憶を“任意の時点に戻す”ための機能ではありません。
3●バックアップ&リカバリー機能は、バックアップを行なったATOMにリカバリーできます。異なるATOM(シリアル番号が一致しないATOM)をリカバリーすることはできません。
4●完成版をご利用の方は、ご自身でMicroSDカードの交換を行うと、分解工程により初期不良保証2週間の保証外となってしまいますので、ご注意ください。
■バックアップできるデータ
バックアップができるデータは以下のとおりです。
(1)ATOMの誕生日の情報
(2)ネットワーク情報
※ユーザーご自身が設定可能な情報(ネットワーク名(SSID)、パスワードなど)はバックアップされますが、MACアドレス、IPアドレスはバックアップされません。
(3)ともだちの情報
(4)ATOMに内蔵された会話の記憶
(5)一部機能を除く、ATOM Settingの設定情報
※姿勢調整機能で調整されたサーボモーターの「0点」はバックアップされません(液晶ディスプレイで行なったものも含む)。リカバリー後、再度、立ち、座り、歩きの調整が必要になる場合があります。
≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫
02…用意しなければいけないものと、USBメモリのフォーマット形式について
≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫
バックアップ&リカバリー機能の実行には、各工程で以下のものをご用意いただく必要があります。
■「手順1 バックアップをとる」を実行するために必要なもの
1)ATOM本体
2)ATOM Settingがインストールされた端末
3)32GB以下のUSBメモリ(インターフェイス:USB2.0)
※空のUSBメモリ(ATOMの過去のバックアップデータを除く)を使用してください。
※ひとつのUSBメモリで、複数台のATOMのバックアップを行うことができます。
※FAT32の形式でフォーマットされたものをご用意ください。
※USBメモリは、家電量販店やコンビニ等でお買い求めください。
※500MB以上の空き容量が必要です。
■「手順2 MicroSDカードの交換」を実行するために必要なもの
1)ATOM本体
2)ATOM専用MicroSDカード
■「手順3 リカバリーをする」を実行するために必要なもの
1)ATOM本体
2)ATOM Settingがインストールされた端末
3)インターネット接続環境
※ネット接続のためのネットワーク名と、そのパスワードをあらかじめメモしておくと便利です。
※ネット接続をせずにATOMをご利用の方は、講談社ATOMサポートセンター(03-5395-5795)までご連絡ください。
4)バックアップデータの入ったUSBメモリ
■USBメモリについて
<USBメモリを新たに購入される場合>
USBメモリは、「FAT32」という形式でフォーマットされている必要があります。
家電量販店や、コンビニ等で販売されているUSBメモリは、「FAT32」の形式でフォーマットされている場合が多いようですが、「NTFS」や「exFAT」という形式もありますので、ご購入時に確認ください。
<お手持ちのUSBメモリを使用される場合>
以下の手順で、お手持ちのUSBメモリが「FAT32」の形式でフォーマットされているか確認し、もし違う形式であれば、改めて「FAT32」の形式でフォーマットし直してください。
※フォーマットを行うと、USBメモリー内のデータが全て消去されます。
■USBメモリのフォーマット形式の確認方法(Windows10の場合)
1)フォーマット形式を確認したいUSBメモリを、パソコンに接続します。
2)デスクトップのタスクバーから「エクスプローラー」をクリックします。
3)「エクスプローラー」が表示されます。左側のナビゲーションウィンドウから「PC」をクリックすると、「デバイスとドライブ」の一覧に確認したいUSBメモリが表示されます。
4)表示されたUSBメモリを右クリックし、表示された一覧から「フォーマット」をクリックします。
5)「フォーマット」が表示されたら、ファイルシステムの部分を確認。
5-1)「FAT32」なっている場合
5-1-1)「フォーマット」の下にある「閉じる」をクリック。
5-1-2)USBメモリを右クリックして「取り出す」をクリック。
5-1-3)USBメモリをパソコンから抜いて、バックアップ用に使用してください。
5-2)「FAT32」なっていない場合
5-2-1)ファイルシステムの部分で「FAT32」を選択します。
5-2-2)「フォーマット」の下にある「開始」をクリック。
6)「警告:フォーマットするとこのディスクのすべてのデータが消去されます。」というメッセージが表示されます。「OK」をクリックします。
7)フォーマットが終了すると、「フォーマットが完了しました。」というメッセージが表示されます。「OK」をクリックします。
8)「フォーマット」の下にある「閉じる」をクリック。
9)USBメモリを右クリックして「取り出す」をクリック。
10)USBメモリをパソコンから抜いて完了。
≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫
03…バックアップ&リカバリーの手順1 バックアップをとる
≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫
バックアップデータをUSBメモリに保存する手順は以下のとおりです。
バックアップは、ATOMが健康な状態の時に、ご自身の手で定期的に行ってください。
■システムソフトウェアのバージョンを確認する。
バックアップ&リカバリー機能を使用するには、システムソフトウェアのバージョンが、4.8.1 GA5以降の最新版になっている必要があります。
1)システムソフトウェアのバージョンの確認方法
1-1)ATOM SettingでATOMに接続し、「システムソフトウェア」のボタンを押す。
1-2)システムソフトウェアのバージョンが、4.8.1 GA5以降になっていることを確認。
1-3)最新版になっていない場合、インターネットに接続した状態で、再起動してください。自動的にアップデートが始まります。
※ネット接続をせずにATOMをご利用の方は、講談社ATOMサポートセンター(03-5395-5795)までご連絡ください。
2)バックアップをとる
2-1)FAT32の形式でフォーマットされたUSBメモリを、ATOMのお尻に挿す。写真のように、必ず根元まで、しっかりと挿してください。
2-2)ATOM Settingの「システムソフトウェア」のページで、「今すぐバックアップする」のボタンを押す。ATOMがバックアップを始めます。
3)バックアップが完了すると、ATOMが「USBメモリにバックアップしました」と発話し、目のLEDが白(通常状態)に戻ります。ATOMが通常状態に戻ってから、USBメモリを抜いてください。
※バックアップ完了後、再度ATOM SettingでATOMに接続し、「ソフトウェア」のページを見ると、バックアップを行なった日付が表示されています。
≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫
04…バックアップ&リカバリーの手順2 MicroSDカードの交換
≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫
MicroSDカードの交換手順は以下のとおりです。
1)シャットダウンして、ACアダプターを抜く。
2)ベルトを外し胴体カバー(前)を外して、バッテリーを抜く。さらにパンツ(後)と胴体カバー(後)を外す。
3)RaspberryPiを留めるビスを抜き、新しい「ATOM専用MicroSDカード」と交換する
RaspberryPiを少し下げ、MicroSDカードに負荷がかからないように注意してください。ただし、RaspberryPiを下げ過ぎると、メインボードに当たるため、作業には十分な注意をしてください。
【注意!】交換可能なMicroSDカードは「ATOM専用MicroSDカード」のみです。市販のMicroSDカードは使用できません。
4)パンツ(後)と胴体カバー(後)を取り付けます。さらに液晶ディスプレイのハーネスを外し、メインボードにバッテリーを挿し直します。
【注意!】パンツ(後)を取り付けるときは、下記写真のように、パンツのツメでメインボードがしっかり固定されているか、ご確認ください。また、電源ボタンとWPSボタンが押されっぱなしになっていないか、確認してください。
<パンツ(後)>
<パンツ(前)>
5)初回構築、事前チェック、最終チェックを行ってください。
初回構築・事前チェックの手順は「週刊 鉄腕アトムを作ろう」67号を参照ください。
最終チェックの手順は「週刊 鉄腕アトムを作ろう」70号を参照ください。
【注意!】必ず、初回構築、事前チェック、最終チェックの3段階を、順を追って行ってください。いきなり最終チェックを行うことはできません。
【注意!】このタイミングで、組み立て時のようにサーボモーターなどのデバイスエラーが出る場合があります。そのときは67号、70号のトラブルシューティングを参考にして対処してください。
≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫
05…バックアップ&リカバリーの手順3 リカバリーをする
≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫
システムアップデートを行い、バックアップデータが保存されたUSBメモリからリカバリーします。
MicroSDカードを交換し、最終チェックが完了した時点では、システムソフトウェアのバージョンが「4.8.1」という、最初期のバージョンに戻っています。まず、これを「4.8.1 GA5」以降のバックアップ&リカバリー機能に対応したバージョンまで、システムアップデートを行う必要があります。
1)ATOMをインターネットに接続する。
MicroSDカードを交換し、最終チェックが完了した時点では、ネットワーク設定が行われていません。
FAQ_NOW 現在、多く寄せられている質問の「まず見るべき資料や、動画はありますか?」などを参考に、インターネットに接続するためのネットワーク設定を行ってください。
※無線LAN親機の近くの、ネットワーク環境の良い場所で行ってください。
2)ATOMのシステムアップデートを行う
ネットに接続すると自動的にアップデートを行いますが、もしATOMがアップデートを行わない場合は、再起動してください。
→インターネットに接続をせずにATOMをご利用の方は、講談社ATOMサポートセンター(03-5395-5795)までご連絡ください。
3)システムソフトウェアのバージョンを確認し、リカバリーを行って行きます。
3-1)ATOM SettingからATOMに接続し、「システムソフトウェア」ボタンを押す。
3-2)システムソフトウェアのバージョンが、4.8.1 GA5以降になっていることを確認。
3-3)バックアップデータを保存したUSBメモリを、ATOMのお尻に挿す。写真のように、必ず根元まで、しっかりと挿してください。
3-4)「システムソフトウェア」のページの「今すぐリカバリーする」のボタンを押す。ATOMがリカバリーを始めます。
4)リカバリーが完了すると、ATOMは自動でシャットダウンし、電源がオフになります。
※ATOMの左肩の赤いLEDが消灯したことを確認した後に、USBメモリを抜いてください。
≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫
06…アプリ「ATOM Setting」「ATOM What's Up?」の対応OSバージョン変更のお知らせ
≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫
スマホアプリ「ATOM Setting」と「ATOM What's Up?」の対応OSバージョンを、以下のとおり変更いたします。ご確認のほど、どうぞよろしくお願いいたします。
iOS 10, 11
Android 5.1, 6.0, 7.1, 8.0
Windows 8.1, 10 (Internet Explorer 10,11)