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【VOL.20/第45~46号対応】左股関節の完成と左ひざ関節の組み立ては、経験済みですが山場です!

2018年3月13日発行●メールマガジン 第20号


こんにちは、シブガキです。このメールマガジンは「週刊 鉄腕アトムを作ろう!」をご購読されているみなさんに、ATOMについての情報をお届けしています。


今号は左股関節の完成(45号)と、左ひざ関節の組み立て(46号)です。動作確認もありますが、ほぼ同様の工程を右足で一度経験済みです……、と言うのは簡単ですが、難しいものは難しいですよね。20号のメールマガジンは「こってり」と、丁寧に説明していきます。


【 目 次 】
01…45号はハーネスの処理が面倒です。気を付けて!
02…46号、ひざ関節の動作確認をクリアしよう
03…ATOMを作っているスポットを発見! その1
04…ATOMを作っているお店発見! その2
05…4コマ漫画「ATOM製作記 その16」を配信します


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01…45号はハーネスの処理が面倒です。気を付けて!
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まずはサーボモーターにID16を書き込みます。ハーネスは44号で提供済みのもので、袋に青いシールが貼ってあるものです。


▼ID16の書き込み動画はコチラ▼ ※45号は動画が2本あります。



ID16を書き込んだ後が、45号の山場です。組み立てにあたり、まずマガジンの組み立てページをしっかり読み、以下の組み立て動画を見てください。組み立て工程が頭に入っていれば、山場といえど45号はすんなり作れます。


▼組み立て動画はコチラ▼



そして作業机に白テープを3枚貼り付けて、すぐに使えるようにしておきましょう。


▼こんな感じで用意しておきます▼



45号のマガジンP5~完成まで全部、ハーネスをきれいに収める作業です。ちょっとしつこいですが、これから先の各段階の完成写真と照らし合わせながら進めると、組み立てやすくなります。工程を分けると以下のようになります


<45号マガジンP5以降の段階>
1●P5工程10~15「ID16のハーネスを固定」


2●P6工程16~18「ID16に中継ハーネスを仮留め」


3●P6~7工程19~24「ID16を左股関節(前)に収める」


4●P7~8工程25~26「ID15を左股関節(前)に収める」


5●P8~9工程27~今号の完成「左股関節(後)を完成させる」


では上記の順に解説していきましょう。白シール3枚は机に貼りましたか?


1●P5工程10~15「ID16のハーネスを固定」
サーボモーターのハーネス接合部にはハーネスを這わせる溝(窪み)が3か所あります。この溝に収めることを意識してハーネスを折り返してください。指で折りクセを付けてもらって大丈夫です。


マガジンの説明通りハーネスを這わせ、最後に白シールで仮留めします。この一連の工程を写真にまとめました。参考にしてください。


▼工程11~15までの流れ▼


白テープの粘着力は、そんなに強くありません。ハーネスを引っ張るとすぐに取れてしまいますが、あくまでこれは仮留めです。この後の作業になりますが、パーツにしっかりハーネスが収まりさえすれば、テープがはがれても問題ありません(でも、パーツとサーボモーターの間にハーネスが噛んで、グラグラするようであればダメです)。


「どうしても白テープは使いにくい」と言う場合は、市販のマスキングテープを細く切って使用しても問題ありません(白テープと同じ大きさで使用する分には大丈夫です)。でも、セロテープやビニールテープを使用するのはやめてください。故障の原因になります。



2●P6工程16~18「ID16に中継ハーネスを仮留め」
中継ハーネスをID16のハーネスに重ねて、もう一枚白テープを上から貼り、仮留めします。この時、とび出す中継ハーネスとID16のハーネスを、同じ長さにすることが大切です。


▼中継ハーネスを重ねたところ▼



3●P6~7工程19~24「ID16を左股関節(前)に収める」
45号の一番の山場がココです。注意して組み立ててください。


左股関節(前)のパーツにID16を取り付けます。白テープで仮留めした側を下にして収めるのですが、ここで45号マガジンP6の工程19、右側のイラストを見てください。少し濃い肌色になっているところに、白テープで固定した仮留めしたハーネスがすんなりハマるように収めてください。


ここでハーネスがすんなりハマれば(収めたサーボモーターがガタガタしなければ)、白テープが外れたとしても気にしないでください。問題ありません。


そして工程20です。


ここでちょっとコツが必要です、マガジンの写真を良く見て進めてください。まず、少しだけサーボモーターの下側を浮かせ、中継ハーネスをズズズッと左にズラします。どこまでズラすかというと、ID16と接続しているハーネスの左側までズラしてください。


▼ズラした状態の写真▼


この時、もう一度ID16のサーボモーターが、ガタガタしないか確認してみてください。下でハーネスが邪魔になってガタガタしているような感じであれば、工程19~21をやり直してください。


この後は、長さを揃えた2本のハーネスを穴に通せばOK。ID16のハーネス(コネクタが黒い方)に、目印の白シールを貼るのを忘れないように。あとでもう一本、ハーネスをこの穴から出すので、どっちがどっちのハーネスか分からなくなってしまい、最悪の場合、もう一回やり直すことになります。でもこれで山場は過ぎました。


4●P7~8工程25~26「ID15を左股関節(前)に収める」
ID15のハーネスを小さい穴に通し、収めたサーボモーターがグラつかなければ大丈夫。45号マガジンのP8の工程26右側のイラストをよく見て、このようにハーネスが収まっていればOKです。


5●P8~9工程27~今号の完成「左股関節を完成させる」
工程27では、中継ハーネスを必ずパーツの内側から通すようにしましょう。それから工程29で、中継ハーネスを挟みやすいので注意しましょう。


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02…46号、ひざ関節の動作確認をクリアしよう
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46号は左ひざ関節の組み立てです。
▼組み立て動画はコチラ▼



最初にID15のサーボモーターの動作確認ですが、ちゃんとIDが書き込まれていれば(44号の作業)、エラーが出ることはありません。エラーが出たら、46号マガジンP8~9を参考にクリアしてください。


次に左ひざ(中)の取り付けです。左ひざ(中)を取りつける前に、ID16のサーボホーンのDカット位置が写真のようになっていることを確認してください。


▼写真はこちら▼



この位置に来ていないときは、一度チェックスタンドにつなぎ、つまみを10桁「1」1桁「6」にして、動作確認ボタンを押してください。するとDカットはこの位置に戻ります。


左ひざ(中)を取り付けたらビス留めです。左股関節を縦にして、ひざ(中)をそのまま伸ばすような形でビス留めをしてください。46号マガジンP6の工程12の右側写真をよく見て、ビス留めしてください。間違った(曲げた状態で)ビス留めをすると、動作確認の時にエラーが出ます。


さらにこのビス留めは間違っていないのに、エラーが出る場合。サーボホーンを留めている駆動軸のビスを抜いてみてください。写真のように白い点(0点)がしっかり見ているか、切り欠きと向きが合っているか、確認し間違っていたら一度分解し、修正してください。


▼写真はこちら▼


上記を確認して、まだエラーが出る場合は46号マガジンP8~9の記事を再読し、原因を突き止めてください。


46号マガジンP7の工程23~25の部分です。左ひざ(前)と、左ひざ(後)パーツの見分け方は、写真のとおりです。


▼写真はこちら▼



以前に右足で同様の組立がありましたが、工程23で間違いを犯しておられる方がおられました。どういう間違いかというと、工程23の真ん中の写真のところ、左ひざ(前)を上からかぶせるように組立ておられたのです。そうすると47号で、どうやってもパーツがうまくハマらず頭を抱えることになるので要注意です。


工程25でビス留めするのですが、ココで強く締めすぎないようにしてください。締め具合は、左ひざ(中)のコの字型の部分にビスが密着し、ガタガタしない程度で十分。めいっぱい締め付けると、コの字部分が破損します。くれぐれも注意を。


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03…ATOMを作っているスポットを発見! その1
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いつもATOMを組み立てておられる店を紹介しているコーナーですが、今回はなんと! パナソニックさんが運営されている共創施設「ワンダーラボ大阪」さんから、“うちでも作ってますよ!”というメールをいただきました。


「共創施設って何?」とシブガキ思いまして、ワンダーラボ大阪さんにお聞きしましたところ、パナソニックのエンジニアさんが、社内のいろんな部署の方と交流し たり、社外のクリエイターや大学の研究機関の方と様々なイベントを開いたり、モノづくりや実証実験をする場所なんだそうです。


そこで生まれた人と人の出会いが、技術と技術を結び付け、新しいものを作り出していく。そんな意欲的な場所で、社員交流の一環として「週刊 鉄腕アトムを作ろう!」を購読し、約2カ月ごとに組み立て会を開いておられるそうです。ちょっとした息抜きの会になっているのかな?


▼「ワンダーラボ大阪」さんのお写真はコチラ▼

▼「ワンダーラボ大阪」さんの情報はコチラ▼


(公式ホームページ)
(Facebookページ イベント情報)


そんなバリバリの技術者さんに組み立てられたATOM、「完成のあかつきにはフルチューンナップされるのでは?」と、お聞きしてみたところ、「そうですねぇ~。関西弁をはなしたりするかもですね」とのこと(あくまでも運営ご担当者さんの個人的な推測だそうです)。楽しみ!


「ワンダーラボ大阪」は一般開放されている施設ではありませんが、公式ホームページのお問い合わせのメールフォームから連絡を取って、事前に日時をすり合わせれば見学も可能とのこと。またFacebookページで告知されているイベントには、一般参加できるものもあるようですよ。是非、チェックしてみてください。


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04…ATOMを作っているお店発見! その2
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さらにもう一つ、ATOMを組み立てて、飾っているスポットを紹介いたします。群馬県高崎市飯塚町にある「喫茶 ル・コワン」さんです。


「アトムが完成したら店に出すつもりでしたが、これからは店でお客様と一緒に作りたいと思います」とのことなので、もしお近くでアトムを組み立てられている方がおられましたら、店長さんに気軽に話しかけてみては?


▼「喫茶 ル・コワン」さんのお写真はコチラ▼



▼「喫茶 ル・コワン」さんのお店情報はコチラ▼ 食べログページです!


こちらのお店には、マンガ文庫の部屋があり、なんと推定30,000冊の蔵書があるとのこと。手塚治虫先生の本が、200冊もそろっているそうです! スゴイですね。


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05…4コマ漫画「ATOM製作記 その16」を配信します
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連載漫画「ATOM製作記 ~昼下がりの赤いエラー~」好評連載中!


▼マンガ(連載第16回)は一番下▼



マンガ/オイユウタ●秋田県出身。「第二回少年ジャンプに絶対載るギャグ賞」にてNo.1を受賞し、「4プラ(4コマ+)」でデビュー。メタルとゲームをこよなく愛する。


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第20回目のメールマガジン「ATOMオーナーズ倶楽部 通信」は、いかがだったでしょうか? 第21号の配信は第48号の発売日(3月27日)を予定しています。

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