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2017年06月21日発行●メールマガジン「ATOMオーナーズ倶楽部 通信」第2号
このメールマガジンでは、「週刊 鉄腕アトムを作ろう!」をご購読されているみなさんに、ATOMについての情報をお届けします。
【 目 次 】
01…第9号のID書込み時に問題が起きたら、ココを確認
02…遅い点滅のエラーが出たら、電池を確認
03…チェックスタンドが速い点滅のエラーを出す
03-1…サーボモーターとハーネスの接続を確認
03-2…Dカットの位置を確認
04…第10号の注意事項
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01…第9号のID書込み時に問題が起きたら、ココを確認
こんにちは、講談社のシブガキです。ついに8号からATOM本体の組み立てが始まりましたね。第8〜10号で、問題が起こりやすいのが、第9号マガジンP11の工程4〜9「ID書込み」です。ここでエラーが出る原因と、対処方法をまとめました。
まず最初に「ID書込み」をする時や、「ID書込み」に成功した時に、ATOMがうなずくと思っておられる方、、、
ATOMは、うなずきません。。。
ここでATOMがうなずいたらいいなぁ、とシブガキも思います。が、うなずきません。
ちゃんと書き込みができているかどうかは、緑のLEDが点滅し、サーボモーターが動いているかどうかで判断します。サーボモーターをしっかり観察してください。小さくて良く分からないという方は、サーボホーンのネジ穴に、目印用のネジを1本差しておくといいですよ。もちろん、後で抜いてくださいね。
●正常な「ID書込み」ができている時の動画あります●
パソコンやスマホでインターネットを見られる方は、是非参照ください。
第9号マガジンP11の工程7で、サーボモーターの動きを見過ごしたり、よく分からなかったという方は、以下の手順で「ID書込み」が成功しているかどうか、確認してください。
1)電源を一度オフにする
2)ロータリースイッチ(つまみ)の10桁を「0」、1桁を「6」にする
3)電源をオンにする(赤と緑のLEDが点いて、消えます)
4)「動作確認」ボタンを押す
5)緑のLEDが点滅し、サーボモーターが少しだけ回転したら「ID書込み」は成功しています
では次に「ID書込み」で、赤いエラーが点滅した時の対処法です。
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02…遅い点滅のエラーが出たら、電池を確認
「チェックスタンドの電源をオンにしたら、すぐに赤いエラー(遅い点滅)が出る。ID書込みもできない」という場合は、電池を新品のアルカリ電池に入れ替えてください。
「チェックスタンドを組み立てた時、ちゃんと新品のアルカリ電池を使ったのに、なぜ?」と思われるかもしれないですが、チェックスタンドの電池は、減りがとても速いです。電源スイッチをオフにしていなかったり、何度も首ふり動作をさせていると、あっという間に電池が減ります。
ですので「遅い点滅のエラーが出たら、新品のアルカリ電池に取り換える」と思ってください。ここでまた、充電式電池やマンガン電池を使うと、エラーが止まりません。必ず「アルカリ電池」でお願いします。
新品のアルカリ電池と交換しても、遅い点滅のエラーが出る場合は、一度電池を取り外し「+」「-」の方向に注意しながら、改めて入れ直してください。電池が電池ボックスにうまくハマっていない事もあります。「そんなわけないよ」と思っても、これでエラーが出なくなれば気分スッキリです。
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03…チェックスタンドが速い点滅のエラーを出す
まず最初に━━━━━━━━━━━━━━━
第7号のチェックスタンド組み立て途中の方で、速い点滅のエラーが出る場合は、こちらの図をご覧ください。
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以下の説明は、第9号マガジンP11の工程7で「ID書込み」をした時に、速い点滅のエラーが出る場合の対処方法です。
この時に速い点滅のエラーが出る場合、以下の原因が考えられます。
●サーボモーターとハーネス(白・黒・灰色の3本コード)の取り付け不十分
※「03-1…サーボモーターとハーネスの接続を確認」で解説
●サーボホーンのDカット位置が大きくズレている
※「03-2…Dカットの位置を確認」で解説
●基板の操作を間違っている。この場合は(1〜4)を再度行ってください。
1)一度電源をオフにする
2)ロータリースイッチ(つまみ)の設定(10桁を0、1桁を6)を再確認
3)電源をオンにする
4)「ID書込み」ボタンを再度押す
それでは対処法を説明していきます。
重要━━━━━━━━━━━━━━━━━━
第9号マガジンのP13の「サーボモーターの初期化」を行う場合、チェックスタンドの首のサーボモーター(ID2)と繋がっているハーネス(白・黒・灰色の3本コード)を、絶対に基板から抜いてください。抜かずに初期化すると、首のサーボモーター(ID2)まで初期化してしまいます。
もし、首のサーボモーター(ID2)を初期化すると、ATOMの後頭部を取り外し、第7号マガジンP10の工程31まで戻り(ヘッドブラケットも外した状態)、再度「ID書込み」作業をする事になってしまいます!
(ATOMの後頭部の外し方の動画)
(ID2の書込みの動画)
首の動作確認をする時以外は、首のサーボモーター(ID2)と繋がっているハーネス(白・黒・灰色の3本コード)を、基板から抜いておいてください。そのほうが問題が起こりにくく、トラブル回避になります。
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03-1…サーボモーターとハーネスの接続を確認
まず、速い点滅のエラーが出ても、あわてて「サーボモーターの初期化」を、しないでください。「サーボモーターの初期化」は、最後の手段と考えてください。
エラーの原因で、最も可能性が高いのは、サーボモーターとハーネス(白・黒・灰色の3本コード)の接続が、うまくいっていないというものです。この場合、以下の症状が見られます。
●ハーネスを少し引っ張ると、すぐに取れます。
●接続面を横から見ると、ハーネスのコネクタ部分が一部浮き上がって見えます。
●上から見て、ハーネスのコネクタ部分が斜めにズレてハマっているように見えます。
それでは改めて、サーボモーターにハーネスを取り付け直しましょう。
1)サーボモーターの3つの小さな金属部分(ツメ)を確認。
2)ハーネスのコネクタ(肌色の部分)に、サーボモーターの3つの小さな金属部分(ツメ)の受け口があるので、これを確認。
3)サーボモーターの3つの小さな金属部分(ツメ)と、ハーネスのコネクタの受け口を噛み合わせ、一番奥まで突っ込みます。
4)噛み合わせた状態で、コネクタを上から押すと「ペチンッ」という感じでハマります。
完ぺきな状態でハマると、ハーネスは少々引っ張っても外れません。この接続部分をスライドさせるような感じで取り付けると思われている方がいますが、それは間違いです。サーボモーターの金属部分(ツメ)と、コネクタの受け口を合わせて突っ込み、上から「ペチンッ」。これをマスターしてください。
うまくハマったら、もう一度「ID書込み」(第9号マガジンP11の工程6・7)をしてみてください。これでまだ速い点滅のエラーが出る場合は、ハーネスが緑のテスト基板にちゃんと刺さっているか今一度確認し、次の「03-2…Dカットの位置を確認」に進んでください。
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03-2…Dカットの位置を確認
サーボモーターを上から見ていただき(FUJISOFT Nidecのロゴが読める状態)、サーボホーン(4つのネジ穴のある丸いパーツ)を観察してください。丸いサーボホーンのDカット(ほんの少し平らになっている部分)が、一番上に来ていますでしょうか?
●それってどういう状態?という方は●
第4号マガジンP12の「今号の完成」の写真を参考にしてください。
Dカットの位置が、一番上から大きくずれていると「ID書込み」時に、速い点滅のエラーが出ます。ですので、Dカットの位置を一番上に戻して、再度「ID書込み」を行ってください。
それでもまだ速い点滅のエラーが出る場合、サーボホーンを固定しているビスを取り外し、サーボホーンの切り欠きから、サーボモーターの0点(白い目印)がバッチリ見えていることを確認してください。
切り欠きから0点が「バッチリ」見える事は、とても大事なことです。小さなギアの組み合わせがひとつズレた状態でも、「かすかに」0点が見えることがあります。でも「かすかに」ではいけません。組み立て途中では大丈夫でも、ATOMが完成した時の動きに影響が出てしまいます。必ず「バッチリ」でお願いします。
それでも、それでも、まだ速い点滅のエラーが出る場合、最後の手段です。第9号マガジンP13の「サーボモーターの初期化」を行い、「ID書込み」に再度トライしてください。
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04…第10号の注意事項
第10号の右上腕フレームの組み立てについて、ご注意いただきたいことがございます。第10号マガジンP13の工程8で、ハーネスローラーを通していただきますが、これは関節部のスムーズな動きを実現するため、はめ込む穴に対してゆるくなっております。
このハーネスローラーは「パチンッ」とハマるパーツではないので、大変外れやすくなっています。第12号で右上腕カバーを取り付けまで、外れて失くしてしまわないように紙テープなどで軽くとめておいていただくか、別途保管していただくことをおすすめします。
あと、注意しておきたい第10号の工程が4と6です。工程4のサーボホーンのDカットの位置と、工程6のビス留め位置を間違えると、第16号で「赤いエラーがずっと出る!」ということになります。ズレが無いように、完ぺきに仕上げてくださいね。
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第2回目のメールマガジン「ATOMオーナーズ倶楽部 通信」は、いかがだったでしょうか?第3号の配信は第12号の発売時期(7月5日ごろ)を予定しています。第12号の組み立ては7号に続く山場となります。でも、心配は無用です。1号1号、工程の一つひとつを確実に、正確にこなしていけば大丈夫です。